久し振りの漫画語りカテゴリです 

前にチラッと書いた【潔く柔く】は…

まだ読んでいません

なんでか読む時間、というか、手に取る気というか…

読むよりもやらなくてはいけないという事があって中々読み出すタイミングがありません

そんな中で、そういう理由で漫画を読む事が出来ないと云っている私ですが…

別の作品を読破しました(笑)

(;^ω^)


先日のお出かけの際夫が寄ったブックオフで私も物色。

セット本になっていた作品を思わずジャケ買いしてしまいました

其の漫画が此方

pen

【ペン先にシロップ】七尾美緒

★「面倒くさい人だなぁ」そんなこと言うなら、私のことなんて放っておけばいいのに。
「桐島さんって、どっちかっていうとブスですよね」「頭も悪いし、どんくさいし…漫画の編集者としては最悪ですよね」…そりゃあ、そうです。
18歳にして天才の名をほしいままにしている売れっ子漫画家の伊吹先生にかかったら、私なんて、ミジンコみたいな存在だと思います。
「でも…なんでだろう?俺、あなたと恋がしたいんです」「面倒くさいと思うけど、あなたに振り回されるの、嫌いじゃない」
全ボツだらけの人生を、彼が全部描き直してくれた。
世界一甘い、ラブストーリーに…。

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購入前にバラになっていたコミックスで内容をパラパラと拝見。

男性キャラが私好み。

どうやら主人公らしい男の子は高校生。

お相手のヒロインは編集者。

…嫌いじゃないな、この設定

という事で大して考えもせずに購入し、早速読んでみたのですが…

1巻を読み進めている内にいい知れぬ苛立ちが私を襲いました。


この作品のヒロイン…

ダメ過ぎ

(゚皿゚メ)

ドジっ子設定なのか天然設定なのかよく解らないけれど、まぁ初っ端からイライラさせられる言動行動の数々に早々に辟易してしまいました

よくこんな設定のキャラをヒロインにしたな、と。

とりあえず1巻を読み終えてからAmazonのレビューを読んでみれば相当評価の低い酷評ばかりでした(中にはいいといっているレビューもあったけれど)

あぁぁぁぁーハズレを引いてしまった──

と購入した事を激しく後悔。

近年稀にみる私の漫画体質に合わなさ過ぎる作品との出会いに鬱々としたのですが…

兎に角男性キャラは素敵なのですよ

そらもーうっとりする様な表情のひとコマや言葉がありふれていて…

其れだけにヒロインの徹底したダメさで作品全体の足を引っ張っている印象が強かったんです。


…でも


…でもね


買っちゃったものは仕方がないじゃないの。

其れにいくらヒロインが気に喰わないからと云って話途中で読み止めるのはモヤモヤしちゃって…

イライラついでにとっとと読んでしまおうと腹を括りガッツリ読ませていただきました。


──そしたらね…


意外と深い話の展開と収拾の付け方に案外悪くないじゃないかという気持ちで読み終える事が出来ました。

イラついたヒロインも巻数を重ねる毎に其のイラつき度は低下して行きました。

というかね、全ては伊吹先生のキャラあっての作品だったと思います(笑)

まぁ、最初から彼目線での話なんだろうけれど、彼のヒロインへの気持ちが一切ブレなかった事がこの作品の勝因なんじゃないかと思いました。

本当に最後までどうしてこんなにも完璧な男の子があのヒロインを好きであり続けたのか

不思議で仕方がなかったんですが、よくよく考えれば彼の人格形成に其の謎が解ける処もあって、本当深いなぁと思いました。

気になっていた存在の伏線も回収されていて(最後の方はかなりバタバタ印象でしたが)中途半端な感じはなかったです。

最後がちゃんとハッピーエンドだったのがせめてもの救いだった


はぁ~

久し振りに色んな感情を持たせてくれた作品に出会いました

全5巻読了時間3時間(笑)

終了~

(;´∀`)