違和感を感じた下半身。

「ちょ…ちょっと…朔っ」

制服のスカートを捲り上げられ、朔の大きな掌が太腿に当てられた。

「…ダメ、か?」
「え」
「…」
「…朔」

朔が云いたい事、したい事が解ってしまって一気に体が熱を帯びた。

(したいって…事、だよね?)

朔の艶っぽい視線をまともに受けて私まで其の熱に引っ張られそうだった。

(でも…まだ私たち15歳で…早くない…?)

そう思ったと同時に頭に浮かんだのは友だちの話していた体験談だった。

早くに処女を捨てたいという風潮の中で、大して好きでもない人として処女を捨てた事を自慢げに話していた数人の友だちの事が脳裏に浮かぶ。

(好きでもない人と…出来るの?)

大切な初めてをよく知りもしない人に、ノリで捧げた友だちの事を羨ましいとは思わなかった。

ただ…

私の知らない世界をいち早く体験していた事に関してはほんの少しだけ凄いなと思った。

ぼんやりとそんな事を考えている間にも朔の掌はじわじわと上へと這っていた。

「…ダメ、か?」
「~~~」

もう一度私に訊いた朔の顔は真っ赤になりながらもとても真剣だった。

恥かしがっている癖にとても真面目に真剣に私を欲しがっている顏。

(そんなの…見せられたら…)

私の中のよく解らない奥底がキュゥともどかしい疼きを発した。

「紅実…」
「……ぃ…」
「え」
「……ぃい…よ」
「!」

そう応えるだけで精一杯だった。

「紅実」
「…あっ」

朔の求めに承諾した瞬間、朔の唇が私の首筋に当てられた。

そして其処を食む様に何度も強く吸ったり甘噛みしたりした。

「あ…あぁ…ん」

ビリビリと痺れるような甘い感覚に自然と声が出てしまう。

(なんか…甘ったるい声が)

抑えようとしても抑えきれずに、感じたまま出てしまう声を受けて、朔は少しだけ首筋を攻めるのを止めた。

(…?)

どうしたのだろう思った瞬間、私の体は浮遊した。

「えっ」
「床じゃ痛いから…ベッドに」
「~~~」

私を軽々とお姫様抱っこする朔にクラクラしてしまう。

(な…何なの…このカッコよさはっ)


既に頭も体も

沸騰寸前な位熱くなってしまっていた私だった。

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