AriaLien

*HANAHA NOVEL&LIFE BLOG*

◆AriaLien(アリアリアン)は樹野花葉(キノハナハ)が趣味で綴っている恋愛小説の更新をメインに、時々日常生活や趣味の記事などを載せたりするよろずブログです。
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両親によって身の回りに婿候補が置かれていた事など全く気が付かないアメリアは今までと何ら変わり映えのない日々を過ごしていた。「え、勉強しかしていないの?!」「…そうですけど」其の日初めて道徳の勉強時間を迎えた。先生として私の目の前には従兄妹のイグナーツが座 ...

あの日以来、私は今まで以上に転校生と距離を置く様になった。 転校生が私に対してどう思っているのか解らないけれど、あの日云われた言葉と態度、そして酷く蔑んだような視線が私に恐怖心を植え付けた。(もう放っておこう)変に関わらないでおこうと心の中で決めた。けれ ...

大体が王の相手はどこぞの姫君か王家に有益な身分の高い家の娘と決まっていた。恋愛結婚など認められない身分、其れが王というものだった。そうなると王の結婚は政略結婚──つまりは見合い結婚となる。婚姻と恋愛は別物。故に王は側室を持つ事が赦されていた。バルダーニと ...

「はぁぁぁ~」 私は大きくため息をつきながら薄暗くなった帰り道を歩いていた。(今日は散々だった…)夕方公園から戻った私を母は「遅い!」と叱り、仁王立ちしていた玄関でピアノのレッスンバックを私に渡して急げと急かした。そんな慌ただしい気持ちのままでピアノを弾 ...

すっかり陽が暮れ、お茶屋再開初日は無事に終わりを迎えた。「ん~こんなものなのかな」店舗続きにある自宅の居間にてはぁとため息をつく。初日の来客数11人。売り上げは1万円にも満たなかった。「そりゃそうだよね。ほぼ飲み物しか出していないし」元々は亡くなった祖母が趣 ...

こんにちは、樹野です 今日から六月。水無月ですね。昔は梅雨の時期の六月が何故水無月なんて名前なんだろうと思っていましたが、旧暦で6月は夏の終わり、今の8月辺りに相当していたので水不足という事から名付けられたと知ってからは納得の和名です。(・ω・)小中高校生だ ...

本日三組目のお客さんは昼休憩中の来訪で30分程で店から出て行った。 (ふぅ…やっと午後か)私はカウンター側に座って簡単に作った昼食用のサンドイッチを頬張った。開店初日にしては中々の客入りじゃないかと思った。もっとも全て祖母が経営していた時代の常連客で、新規 ...

放課後は卒業文集の会議があるという陽生ちゃんの言葉を受けて私は決意した。(今日こそは転校生の謎を解く!)直接対決を決めた私はいつも通り素早く帰り道についた。(いた!)相変わらずランドセルを斜めにして歩く後ろ姿を目視して私はつかず離れずの距離感で歩いていた ...

突然泣き出した私にワタワタした男性は「本当にすまない!」と謝って慌ててコーヒー代をテーブルに置いて店から出て行ってしまった。 (うぅ~失敗しちゃった…)テーブルの後片付けをしながら見ず知らずの人に醜態を晒してしまった事を反省しているとカラン♪「こんちわー ...

(何が悲しかったって)みんなが私を騙していたから…(…って、なんで私、騙されていたの?)騙されていたから悲しかった?(ううん…違う)「…私だけが…龍ノ介くんの本当を知らなかった…のが、なんだか…悲しかった」「…そっか。じゃあ今は?」「え」「今は、悲しい? ...

「お待たせしました」突然店に現れた田舎町には不似合いな男性が注文したコーヒーをテーブルに置いた。私の言葉に微動だにしない男性が気になりつつも其のまま席から離れ、何となくカウンター内から様子を窺っていると「…」男性は置かれたカップに口をつけひと口ふた口。コ ...

同じ人から二度告白されたのは初めてだった。其れにセックスをした後で『好きだ』と云われた事も初めてだった。「佐東さん~~泣かないで~ごめん、ごめんなさい」「ち、ちが…」「…え」「私…よかった?」「え?」「セックス…気持ちよかった?」「…」「下手…だと思わな ...

私は何故此処に来たのだろう。 此処に何を求めて何に辿り着きたくて来たのだろうか──カラン♪「いらっしゃいませ」「あれまぁ、本当にやっているんかいな」「今日から始めました。どうぞよろしくお願いします」「あんた、あれかい?十喜代さんの…」「孫です。美野里と云 ...

高校生の時、男子たちの間で私がなんて呼ばれているのかを知った時、正直意味が解らなかった。『見掛け倒しのまぐろ』其のあだ名が女にとって不名誉な言葉だと知ったのは大学に入ってからだった。面と向かって『おまえ、セックスヘタクソだな』『初っ端から誘って来るくせに ...

「そう、揃ったのですね」「あぁ、なんとかな」早春の頃のとある夜、バルダーニとメナムは相変わらず仲睦まじい夜を過ごしていた。「でも…本当にイグナーツを候補に加えてよかったのですか?」「なんだ、君の甥だぞ。もっと自信をもって薦めてくれないのか」「いえ…いい子 ...

「いい加減見た目で子ども扱いするの、止めてくれませんか」「…」「俺、ちゃんと大人だし、こういう事も其れなりにこなして来ているんです」「っ」少し屈んだ九重くんの顔が私の近くに寄った。そして其のまま流れる様な動作でお互いの唇が触れ合った。(キス…!)其れは今 ...

2年前、お母様の父上──つまりヴォーリア国王が崩御され、お母様の兄上が国王として即位する際に行われた戴冠式で私は初めて従兄妹たちと顔を合わせた。従兄妹──といってもみんな私と随分歳の差があったので気軽に話をする程打ち解ける事はなかった。そんな中でも第3王子 ...

こんにちは、樹野です 久し振りに漫画記事を書きます目の調子が悪くなってから中々漫画読めないし、記事も書けなかったから…ちょっと欲求不満気味になりました(笑)今回ご紹介の作品は此方【ドS海賊と囚われ姫】高橋依摘★「身代金を払わない親を恨め!」王女の処女は、残 ...

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